話が噛み合わないのはなぜか?視点が違うことによる問題点
2024.02.11Other

打ち合わせや会話をしていて話が違う方向へそれる、話が噛み合わないといったことを経験したことはないでしょうか?抽象的なものを形にしていくデザインの仕事においてコミュニケーションというものは重要な要素となります。今回はなぜ打ち合わせや日々のコミュニケーションにおいて話が噛み合わなかったり、意図を汲み取り間違えたりするのかを紹介しようと思います。
話が噛み合わなかったり、意図を汲み取り間違えたりする理由
話が噛み合わなかったり意図を汲み取り間違えたりする理由はそれぞれの話の視点が違うからだと思います。ディレクターやデザイナーといったカテゴリーで分けたとしてもいろんなタイプの人がおり、それぞれの環境や立場、経験したものなどによって各々の価値観が形成されます。各々が価値観が違うことを意識せず自分の価値観だけで話をするので話が噛み合わなかったり意図を汲み取り間違えたりするのではないでしょうか?
視点の違いが引き起こす問題
視点の違いがある状態でのコミュニケーションは誤解の発生や対立の激化など様々な問題を引き起こす可能性があります。言葉の解釈やメッセージの意図を異なった状況で判断するためコミュニケーションがうまくとれず、話が進まないということが起こります。小さなコミュニケーションのずれが続くと意思決定が遅れ、案件の遅れや効率性の低下といった問題に繋がることがあるので注意が必要です。
・コミュニケーション、関係性の悪化
・タスクの困惑化
・意志決定の遅れ
・時間の浪費
トラブルを避けるためにできること
まず話の方向性を示す
コミュニケーションにおいて話の方向性を先に共有することは誤解を防ぎ効率的な意思疎通を促進する上で重要なことです。これにより参加者全員が議論の目的と意味を理解し会話の脱線を避けながら目標に沿った建設的な会話を進めることができます。方向性の明確化は時間の節約と生産性の向上にも繋がります。
共通の判断軸を持つ
視点を揃えるためには共通の判断軸を設定することが有効です。チーム内で目標や価値観を共有し意思決定の基準を明確にすることでメンバー間の認識のずれを減らし、スムーズなコミュニケーションを促進することができます。
視点の違いを理解し受け入れる
ビジネスにおいて立場や役割、関係性などいろんな関係の人とコミュニケーションをとる機会があるかと思います。そんな時に相手の立場に立ち考えを尊重し、その視点を理解することでより効果的なコミュニケーションをとることができます。また異なる視点を取り入れることで新たな発見や柔軟な発想により市場の変化や競争の激化に対応することも可能になります。
まとめ
いろんな価値観があることはいいことだと思いますが各々が自分の価値観のみに縛られコミュニケーションをとっていたら決めるべきものも決まらずビジネスのチャンスを逃すことも多くなってくるかと思います。小さな行動や心遣いを持つことでなんとなく行っていたコミュニケーションを、意図を持ったコミュニケーションに変えることでスムーズにコミュニケーションを行うことができるのではないでしょうか?
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