めがねのまち鯖江に行ってきました
2021.11.07Other
目次
福井県にある鯖江市に先日伺う機会があり、そこでの工場見学や製造工程、職人の方とのふれあいにより、鯖江市のものづくりへの考えが素敵だと感じたので紹介しようと思います。
めがねだけじゃない鯖江
鯖江って聞くとまず何を思い浮かべますか?めがねのまちと呼ばれる鯖江ですが、めがねのフレームやレンズの製造だけでなく、和紙や漆器、繊維などいろんな製品の産地としてものづくりを行っています。初めて訪れた時の印象は地域ごとにいろんな産業が固まっており、ものづくりの街という印象でした。
地域特有のものづくり
なぜ鯖江がそのようなものづくりが発達していったかというと、地域特有の環境が大きく関係しているということです。鯖江市は湿気が多い地域らしく、湿気がないと乾かない漆器づくりにとって最適な場所だったそうです。また、めがねの産業が発達した背景にも冬場雪がつもり農業ができない時期に、天候に関係なくできる仕事としてめがねの製造が発達したという背景があるとのことを聞き、文化が発達するのには理由があるのだと勉強になりました。
ひとつひとつ丁寧に作るから価値がでる
今回、和紙の作り方からめがねの製造工程、漆塗りの工程などいろんなものづくりの工程を見学することができ、職人の方たちの大切にしている考え方などを教えていただきました。ひとつひとつにこだわりをもって突き詰めることができるのは、地域がごとに作るものが決まっており、分業してよりひとつの工程に集中して作業を行うことがで作業の質を高めることでより精度の高い製品ができるのるのだと感じました。
時代に合わせて変化させていく商品
また昔からある伝統的な製品も色のバリエーションをつけたり、変わった素材を使うなど時代の進化や消費者のニーズに合わせて変化しており、新しいものを作ろうという考えも知ることが出来ました。
まとめ
今回、実際に鯖江に行きものづくりの現場を見学させていただいて感じたことは、そこで働いている人は自分たちが作っている製品に対してしっかりと向き合っているということだと思います。鯖江の人たちはやさしい人が多く、温かい人も多いというのが印象的でした。しっかり丁寧に作られた製品がよりたくさんの人の目に留まるような仕組みができればもっといいのにと感じました。