小さな事に気づくか気づかないかで仕事の質が変わってくる
2022.10.30Design
目次
いろんなデザイナーさんと働いたり、ディレクターさんと話している中で働きやすく評価の高いデザイナーとそうでないデザイナーがいると感じました。(考え方は人それぞれなので一概には言えないのですが)同じように時間をかけてWebサイトやグラフィックのデザインを作成し形にしているのに、なぜそのような違いが出るのか考えてみたいと思います。
いいデザイナーってどんな人?
デザイナーがアウトプットしてきた物に対して、いいデザインとか悪いデザインという評価がされるケースが多いですが、その違いは何なのでしょうか?見た目を言う人もいるかと思いますが私はクライアントが抱える課題に対してどのような解決策を提示できたかだと思います。それがビジュアルの場合もありますし機能の場合もあるかと思います。どれだけクライアントが抱える課題を理解し最適な改善方法を提示できるかが、デザイナーに問われる質なのではないでしょうか?
気づく人と気づかない人の違いとは
では、その質というのは具体的にどういうものなのでしょうか?私が思うのはデザイナーの違いを作る部分は小さな事に気づくかどうかだと思います。例えば下記のようなものがあります。
些細な疑問点に気づく
構成や文章において流れがおかしいとか、つじつまがあわないとか些細な疑問点に気づくかどうかが大切です。また、疑問をもった時にクライアントやディレクターとコミュニケーションを取ろうと行動するかも重要になります。
もっとこうしたらと気づく
クライアントやディレクターから相談や指示があった時に聞いているだけでなく、もっとこうした方がいいのではと気づき提案することができるかが重要です。どれだけ引き出しをもっているかや、どの方法が最適かなどの判断は経験を積むことで得られるかと思います。
これを伝えた方がいいと気づく
案件をスムーズに認識の相違なく仕事をするために伝えておいた方がいいものとそうでない物の判断ができ行動に移すことができるかどうかも重要です。経験もありますが、あらゆる場面を想定し、失敗やリスクを事前に回避するために行動に移す事が大切です。
仕事はコミュニケーションが大半
仕事というのはひとりで完結するものではありません。デザイナーであればディレクターやクライアントなど、さまざまな人とコミュニケーションをとりながら完成を目指します。些細な事に気づく経験と共に、相手と気づいた内容を解決できる信頼関係を築くことも重要なのかと思います。
まとめ
たくさんのものを見たり経験を積むことで気づく(察知する)能力は向上していくかと思います。しかし、経験したものを次に活かす努力をしなかったり自分本意なコミュニケーションをしていては案件で活かすことはできないのではないでしょうか?仕事をするにあたって大切なことは誰とどういうコミュニケーションをとるのかだと思います。