クライアントといい関係を築くには

2020.12.20Design

目次

クライアントといい関係を築くには

Webサイトやパンフレットとブランディングなど、デザインをする上で、重要なことのひとつとしてあるのが、クライアントといい関係で仕事をすることだと思います。今回はどうすればクライアントといい関係で仕事ができるかを紹介しようと思います。

クライアントとの関係が悪くなると案件が上手く進まない

すべてのクライアントと上手く仕事ができればいいのですが、いろんな案件を担当しているとクライアントと上手くいっていない様子を目にする事があります。

例えば、デザインに対する要望が多い、修正が多くスケジュール通り進まない、頻繁に打ち合わせをしたいと言われる、その要因のひとつに世の中デザイン性の高い物が増え、それを目にする機会が増えデザインに対する知識が増えたこともあると思いますが、それ以上にコミュニケーション(信頼関係)の問題だと感じるときがあります。

では具体的にどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?

クライアントといい関係を築くポイント

ポイント1 一番最初に目的・要望を理解する

一番大切なのは最初に何が目的なのかヒアリングすることだと思います。よくデザインの方向性・目的を紙などでいただくことがあるかと思うのですが、クライアントも依頼するのが初めてだったり、何を伝えればいいのかわからない場合があります。ですので、頂いたものだけで物事を判断するのではなく本当に求めている物は何なのかを理解する必要があります。

ポイント2 スケジュールを確認、理解してもらう

そして、もうひとつ最初にしておくことがスケジュールの確認と共有です。スケジュールを作るだけでなく、なぜそれだけの時間がかかるのかを理解してもらう必要があります(デザイン、構築、印刷など)。

ポイント3 目的に対して議論する

よくクライアントの打ち合わせでデザイン(見た目)の話を議論する人を見かけますが、本当にするべきことは見た目の話ではなく、それが意図する効果に繋がっているのか、目的に対して議論をする必要があると思います。そのためにも、制作側がしっかりと自分の意見を持つ事が大切だと思います。

ポイント4 知識を押し付けない

自分の意見を持つことと同時に自分の知識を押し付けてもいけません。確かにWeb制作やSEO対策などでは専門的な知識の上で説明する時があります。その時に、一方的にこうだからこうと押し付けるのではなく、根拠を説明し理解してもらう必要があります。また、選択肢を与えるなどクライアントの要望が一番叶う方法を一緒に見つける必要があります。

ポイント5 わからないことは確認する

修正指示などで、たまに意図がわからない場合があります。そんな時に書いていることをそのままするのではなく、なぜそういう指示なのかを確認することが大切だと思います。クライアント側も懸念点があるから修正を依頼する訳で、そこが解決しなければ何も進まないからです。訳もわからず行うのではなく、クライアントとコミュニケーションをとって意思を持って修正作業をすることが結果的に修正回数も減り効率よく作業をすることが出来ると思います。

コミュニケーションを怠るといいデザインは作れない

制作側とクライアントのいい関係を築くには、日々の細かなやり取りのなかで、どれだけ相手のことを思い、細かくコミュニケーションをとれるかだと思います。お互いに相手のことを考え歩みよる気持ちがあってこそ、結果としていいデザインが作れるのだと思います。

まとめ

今回は、デザインをする上でクライアントとの関係性の重要性を書いてみました。何のために制作するのかをしっかりと頭のなかで考える事ができれば、いい関係は自ずと築けるのではないでしょうか?