ウェブ解析士が伝えたい。SEOよりも大切なこと

2020.07.23SEO

目次

ウェブ解析士が伝えたい。SEOよりも大切なこと

デザインの仕事をしていると、SEOについての認識について疑問に思う機会が多かったので、ウェブ解析士として伝えたいことをまとめてみようと思います。

SEOとは

SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称で、優良な被リンクを集めたり、価値あるコンテンツを提供することで、GoogleやYahoo!などのインターネット検索結果でWebサイトを上位表示させたり、多く露出するための取り組みのことをいいます。

なぜSEOが注目されるのか?

Webサイトを作っているかたの多くは、自分の商品やサービスを世の中の人に知ってもらいたい。そして、お問い合わせ、コンバージョンを増やしたいという目的があると思います。

SEO対策は無料または、低コストで施策ができ、検索結果で上位に表示されることで、サイトに訪れるユーザーも多くなり、中長期的に安定した集客が目指せると共に、検索行動からの集客となるため成果に結びつきやすい、ニーズにあったユーザーの流入が得られます。

SEO主な施策

googleの評価基準
ユーザーにとって価値のあるページかどうか
・専門性の高い内容を評価する(品質と量)
・ユーザビリティは保たれているか(表示スピード)
・信頼性はあるのか

内部施策

Webページをインデックス(googleなどの検索サイトに認識してもらう)したり、内部リンクを設定することでページ内を循環させやすくしたり、サイト内の構造を見直すことで、検索エンジンからの評価を上げる施策。

外部施策

関連性のあるサイトなど、外部のサイトに設定されたリンクからサイトの流入を促すことで、検索エンジンからの評価を上げる施策。

SEOライティング

あらかじめキーワードを選定しテキスト量の多さや、一から詳しく説明することで、コンテンツ量を確保し検索に引っかかりやすさを重視したライティング方法。

Webサイト表示スピードの改善

画像やcss、Java script等のファイルを軽くすることで、表示速度を高め離脱率の低下を目指した施策。

大切なことは、大事なことが伝えれているのかどうか?

SEO対策を行うことは大切なことです。しかし、そこにばかり目を向けすぎている人が多すぎるように感じます。内部施策や外部施策は別として、コンテンツの内容に関わるライティングや、デザインに関してもSEO的にと口を挟む人がいます。
SEOを意識するあまり、読みにくい文章になっていたり、表示速度を意識するあまりデザインの幅を狭めたり、目的と反した場合でも、SEOに視点を当て物事を判断する場面をよくみます。確かに、SEOは大事な要素ではありますが、コンテンツの価値を下げてまでやることに意味はあるのでしょうか?

コンテンツファーストであるべき

検索順位が上がれば、いろんな人に見てもらえ集客につながる可能性が高いのは間違いありません。しかし、第一に考えるのはやはり読み手にとって分かりやすいコンテンツなのか、伝えたい情報が最適に伝えているかどうかだと思います。

その上でこうした方がより良くなるのではとSEOについて考える。ここの順番を間違えると、伝えたいことも上手く伝わらない本末転倒なWebサイトが生まれるのではないでしょうか?