Nintendo Switchに学ぶUX・UIデザイン

ゲームというものを10数年やってこなかった私ですが、コロナウイルスの流行により人気がでているNintendo Switchのソフト「リングフィット アドベンチャー」をやってみて感動することが多くありました。今回の体験を通じてUX・UIとはどういうものなのか、またUX・UIの大切さを紹介しようと思います。

「リングフィット アドベンチャー」とは
Nintendo Switchのソフトで、自宅にいながら筋トレやヨガなどをゲーム感覚で行うことができ、腕・お腹・足など効果的に体を動かすことのできるソフトです。

顧客満足度を高めるUX・UIとは

まず、マーケティングなどで耳にするUX・UI。一緒に紹介されることの多いUX・UIとは何なのかを紹介しようと思います。

UX（ユーザーエクスペリエンス）とは

UXとはUser Experienceの略で、「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」のことを言います。Webサイトのデザインなどの表層的な部分から商品のクオリティや接客などの対応の良さなど、サービスを利用する中でユーザーが感じたこと（体験）全てをUXと呼んでいます。

・デザインがいい
・Webサイトが見やすい
・お問い合わせまでの導線がわかりやすい
・商品を注文してからすぐに届いた など

UI（ユーザーインターフェース）とは

UIとはUser Interfaceの略で、Interfaceとは「接点、接触面」のことを言い、UIとはユーザーと製品・サービスの接触する部分、ユーザーの視覚に触れる全ての情報をUIと呼ばれます。

・デザイン
・フォント など

質の高いUX（ユーザー体験）を作り出すには、ユーザーのことを考慮した質の高いUI（接点）が必要だということです。

ユーザーの体験をデザインしている「リングフィット アドベンチャー」

では、Nintendo Switchの「リングフィット アドベンチャー」は何が凄かったのかというと、ユーザーの体験をデザインしている所だと思います。筋トレやフィットネスなどやったことがある方はわかると思うのですが、一番大変なのは続けることだと思います。しかし、この「リングフィットアドベンチャー」では、正しいフォームで筋トレやフィットネスを続けようや頑張ろうと思わせる仕組みがたくさん詰まっています。

例えば、筋トレ中の「頑張れ」や「もう少し」などの声かけや、強度の強さを確認してくれたり、あるある情報を発信するなど小さな気遣いや発信がしっかりとされていると感じました。

あたりまえがあたりまえにできている

他にも運動中の水分補給の呼びかけや正しいフォームを画面に映してくれたり、ストレッチの確認など次に自分がするべき事を情報として発信してくれるなど、ユーザーの視点にたったときに必要な情報が提供される所も凄いと思いました。そんなこと発信するのはあたりまえと思われるかもしれませんが、求めているものを自分が意識することなくスムーズに提案、提供してくれるということがUX・UIとして大切なのではないでしょうか？

小さな心遣いがユーザー満足度を高める

製品やサービスの価値を高めるのに必要なUX・UIですが、ユーザーの視点に立ち、こうすれば使いやすのではないかなどの小さな心遣いの積み重ねがユーザーの満足度を高めるのではないでしょうか？

まとめ

今回は、Nintendo SwitchのソフトからUX・UIについて考えてみましたが、Webサイト制作でも活かせる部分はたくさんあると思います。どこにボタンがあれば使いやすいか、次にどうゆう行動をとるだろうかなど、ユーザーの立場にたち物事を考えることの大切さを感じました。