Google アナリティクスにおけるUAとGA4の違いとは

2022.05.22SEO

目次

Google アナリティクスにおけるUAとGA4の違いとは

GoogleがGoogle アナリティクスのUA(ユニバーサル アナリティクス)を2023年7月1日をもって終了するという報告をしたこともあり、UAからGA4に移行を考えている人も多いのではないでしょうか?今回はGoogle アナリティクスにおけるUAとGA4の違いを紹介しようと思います。

UAとGA4は全く違うもの

GA4を触ってみると確認できる項や操作性がUAとは違うように感じます。いろんな記事や見解を見てもUAとは別のものだとか考え方が違うなど大きく変化したことが伺えます。ではなぜGA4が出てきたのでしょうか?

なぜGA4が出てきたのか?

以前は企業がサービスや商品を販売する為に情報を発信する事に重点がありWebサイトはその道具として利用されることが多く、サイトに来たユーザーがサイトを閲覧してどのような経路を通ってお問い合わせしたのか?それを理解することが重要でとてもシンプルな構造でした。

しかし時代と共にサービスや商品が市場に溢れ市場が飽和状態になると企業は、新規顧客を獲得を狙うと共に継続して利用してもらえるユーザーに目を向けLTV(顧客生涯価値)を意識するようになりました。自社のサービスを継続して利用してもらえるよう動画を利用したりアプリを利用したりなどマーケティングの手法も変わり複雑化したことにより、より最適化した解析をする為に変わったのではないかと思われます。

UAとGA4の具体的な違いとは

分析軸の変化

UAはセッション軸で分析しファイルのボトムの購入意欲が最も高いユーザーを中心とした分析ツールでしたが、GA4ではファネルの上部にいる認知段階のユーザーを基に分析するツールでより分析軸の変化にあわせた解析ができるようになったのかと思います。

取得できるデータや指標の変更

分析軸が変わったことにより取得できるデータや指標の変更がありました。例えばスクロール深度(90%)の達成数や、Youtubeの再生回数、別ドメインへの移行数など簡単な設定で計測することができるようなりました。また直帰率の計測がなくなったりセッションに対する指標が変わったりなどしているようです。

探索機能

UAではカスタムレポートというものがあり独自のレポートを作成することができていたが、GA4では探索機能というのが追加され、独自でレポートを作成するだけでなく「目標到達プロセスデータ探索」や「経路データ探索」「コホート分析」など数多くのテンプレートが用意され目的にあったレポートが作りやすくなりました。

何を知りたいかを持って解析する必要がある

探索機能などある程度自由度が高くより深くデータを見る事ができるようになったGA4ですが、その分何を知りたいかを持って解析する必要が出てきたのかと思います。いきなりGA4を開くのではなくまず仮説を立て自分が知りたい情報を持った上でデータを見て解析するという思考の流れが必要なのかと思います。

まとめ

解析のやり方も時代やユーザーの行動習慣の変化にあわせて変えていく必要があるんだと思います。その為にも解析ツールを開いて何かヒントを見つけようと考えるのではなく、事前に仮説を立てそれに対して解析をしていくという考え方が必要なのではないでしょうか?