ストーリーを考えて撮影する。ポートレート撮影で大切なこと

2024.04.07Photo

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ストーリーを考えて撮影する。ポートレート撮影で大切なこと

普段は風景の写真を主に撮影しているのですが、先日野外でのポートレート撮影をしてきました。その中でいろんな方とお話する機会や撮影のノウハウを教えていただいたので今回はポートレート撮影で大切なことを紹介しようと思います。

ポートレート撮影で大切なこと

ポートレート撮影で大切なことは被写体の個性や感情を捉え見た人にストーリーを感じてもらう写真をとることが大切です。ストーリーを感じてもらうには光を活かしたり周囲の環境を効果的に取り入れたりすることで作品に独特の雰囲気をもたらします。また被写体とのコミュニケーションによりリラックスしてもらうことで自然体の表情を引き出すことも可能です。モデルさんの特徴や性格を理解することで独自の魅力を引き出し個性を活かすことができます。また撮影の意図や求めるイメージを事前に伝えることで同じイメージを持って撮影に挑むことができます。

テーマを考えて撮影する

ストーリーを感じてもらうには撮影の前にテーマを考えて撮影を進めることで一貫性のある写真を撮ることができます。ロケーションの場所によってもテーマを決めてもいいかと思います。主体が魅力的に映るためにはどういう風に撮影をすればいいかを想像しながら行動することが大切なのだと思います。

伝えたいイメージにあわせて光の角度を考える

またポートレート撮影において光は雰囲気を大きく左右する重要な要素です。特に自然光を活用する際には逆行と順光の使い分けがポイントになります。逆行で撮影すると光源が被写体の背後に位置することで、モデルの輪郭に光のハイライトを作り出しドラマチックな雰囲気を演出できます。一方、順光で撮影すると光源がカメラの背後または側面から被写体を照らす配置で肌を均一に明るくし自然な肌質を引き出します。自然光を利用した撮影ではこれらの光の特性を理解し最適なポジションを選ぶことも重要です。

余白を意識して背景に気を配る

他にも「余白」の使い方も作品の印象を大きく左右します。余白を上手く使うことで意図的に余韻を作り出し見ている人にストーリーを想像させる事ができます。またモデルにばかり意識が行きがちですが、背景にも気を配る事が大切です。背景がガチャガチャしていると注意が散漫になるため、背景がシンプルでモデルを際立たせる場所を選ぶことも大切です。

まとめ

ポートレート撮影はとても奥が深いものだと思います。モデルさんの表情や撮影する場所によってクオリティが変わってきます。だからこそたくさんの現場やいろんなモデルさんとの撮影を経験したり、他の人の写真を見て勉強する事が大切なのだと思います。そういった行動の積み重ねが幅広い表現をする上で重要なのではないでしょうか?