言葉の解像度を上げることで、精度の高いものを作る

2021.08.05Other

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言葉の解像度を上げることで、精度の高いものを作る

最近何かを説明する時や指示をするときに、耳にするようになった言葉の解像度という言葉。どういう事を言っているのかなんとなく理解して、聞き流している方も多いかも知れませんが、今回は言葉の解像度とはどういう事を言っているのか紹介しようと思います。

わかるようでわからない、ぼんやりした言葉使っていませんか?

何度も言っているのに伝わらない、言っていることはわかるが何をしていいのかわからない。企業や組織で見かける伝えようとしているのに伝わらないという現象。その時に考えられる原因として、話に具体性がないということがひとつ挙げられるかと思います。理想やイメージを説明された時に、なんとなくわかるがどのような行動を起こせばいいのか受け取り側が迷ってしまう不十分な説明をしている方が多いのではないでしょうか?このような状況の時に言葉の解像度を上げて説明をする事が大切なのだと思います。

解像度とは

解像度とは、よくディスプレイやdtpやWebの仕事をしていると画像の密度などを表すときによく利用されます。私たちが見ている画像というのは、正方形の小さいピクセルの集合体で表されており、その密度により滑らかな曲線やグラデーションを表現しています。なので、密度が多ければ画像としてはきれいに表現され、より鮮明に認識する事が出来ます。(人間やディスプレイで認識できる量の最大値はあります。)

言葉の解像度を上げるとは、より具体的に伝えるということ

ぼやっとしたイメージや説明の解像度を上げるためには具体的な言葉や指標、目的設定が必要だと思います。具体的な言葉を使うことにより間違った理解や、疑問点の少ないコミュニケーションをとることができ、迷いが少なく行動する事が出来ます。精度の高いものを作るにはしっかりと内容を理解した上で施策や行動を起こすことが大切だと思います。

土台がしっかりとしていないと積み上がらない

またプロジェクトや新規案件を行うときに、上手くいかない理由として、プロジェクトメンバーの最初の理解度の違いが問題だと思うことがあります。これも言葉の解像度を上げることで解決ができるのではと思っています。相互理解の上でプロジェクトを進めていくのと、あやふやなまま進めていくのではスピードもそうですがクオリティに関しても差が出てくるように感じます。土台がしっかりとしていないとプロジェクトを進めていくうちに内容が噛み合わなくなったり、うまく積み上がらないという現象が起き、精度の低いものができてしまうのではないでしょうか?

まとめ

プロジェクトや案件を進める上で大切なのは十分なコミュニケーションだと思います。人と人とのコミュニケーションはいろんな要素が混ざりあって出来ていると思いますが、言葉の解像度を上げるということは深い理解を高めるための手段のひとつだと思います。認識間違いをしないよう具体的でイメージしやすい言葉を使い説明をする事により、円滑にプロジェクトを進めることが出来るのではないでしょうか?