Webサイトをリニューアルする前に考えるべきこと
2023.05.07Web
目次
Webサイトをリニューアルを考えている案件で、もっとこうした方がいいのにと思うことがあったので紹介します。
Webサイトをリニューアルをすれば、すべてが変わる訳ではない
Webサイトをリニューアルの依頼があったときにたまに、リニューアルすれば成果が上がり、上手くいくと考えているクライアントをたまに見かけます。しかし、Webサイトとはあくまで企業とお客様を繋ぐツールでしかありません。デザインによって企業の魅力を引き出すことはできますが、企業自身が自社の魅力を理解し、他社との差別化を図っていかなければ求めている効果は生まれないのではないでしょうか?
何でもできるは何も響かない
ほとんど見られていないが、もしかしたらお問い合わせが来るかも知れないと、あれもこれも打ち出したいというクライアントがたまにいます。
デザインも同じことが言えるのですが、情報に順位(ヒエラルキー)をつけないと何も強調されず、情報が届きにくいサイトになってしまいます。また、サイトの場合は要らない情報を排除しないと構造が複雑になりユーザーが使いにくいサイトになる可能性があります。
上手くいかないのであれば、思考を変える必要がある
情報の整理を行うため、いろんな提案を行っても今までのやり方を変える事ができない人もいます。確かに、今までの築いて来たものを崩すのは勇気がいます。
しかし、現状が上手くいっていないのであれば、その思考を変えなければいけません。向いている方向が間違っている(成果が出ない)のであれば、それを受け入れ切り替える柔軟性も必要かと思います。
リニューアル前に考えるべきこと
理念は何だったか見つめ直す
理念とは「なぜその企業が存在するのか」「何のために経営をするのか」という根本の考え方のことで、何かを判断するとき、方向性を決めるの指針となるものです。当初定めていた理念を再度見つめ直し、どうすれば理念が伝わるサイトになるのかしっかりと考えることにより、他社との差別化が生まれ企業の価値が生まれてくるのではないでしょうか?
コンセプトを考える
コンセプトとは直訳すると「概念」という意味です。Webサイトであれば、誰に、どのような印象を与えたいのかなど、企業側が目指すイメージや価値を閲覧者に与えるため制作を行う前に方向性を決めておくことが大切です。
トップがぶれないようにする
結局のところは会社のトップであったり決定権のある方が会社の理念であったり方向性っていうのを明確に持っていないといけないのかと思います。そこの判断軸の共通認識がないと指示や意見にブレが出て指示する側や出来上がったデザインに迷いがでてくるのではないでしょうか?
まとめ
Webサイトをリニューアルするのにはそれなりの費用がかかります。なんとなく古くなったから、お問い合わせが少ないからという理由でリニューアルする場合もあるかと思うのですが、方向性、自社の打ち出したいことをしっかりと認識した上で制作に入らないと、リニューアルしても効果の出ない(自社の強みを伝えることのできない)サイトが出来上がってしまうのではないでしょうか?