デザインのイメージを決めるために 抽象的なものを具現化していく

2022.06.26Web

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デザインのイメージを決めるために 抽象的なものを具現化していく

Webサイト制作やグラフィックの紙やポスターをデザインをするときによくデザインのイメージが違うやもっとこうしてというやり直しや、なかなかデザインが決まらないという事をよく見かけます。今回はなぜそういう事が起こるのか?どうすればスムーズに仕事を進める事ができるのかを紹介しようと思います。

なぜ最初にデザインのイメージを擦り合わせる必要があるのか?

Webサイト制作でもグラフィックでもデザインの決定部分になると要望が増えたりやり直しが増えるという事が起こってきます。それは抽象的だったものがどんどん具現化され形になる工程だからです。具体的に見えることで、よりこうしたいやイメージと違ったなどの意見が出やすくなります。要望や意見が出てくることはいけないことではないのですが、何度もやり直しをお願いしたり最初からわかっていたことを後から伝えたりして修正を繰り返すと時間的なコストとデザイナーのやる気も失われていくので注意が必要です。

カッコいいやかわいいなど言葉でイメージするものは人によって違う

デザインを作ってからやっぱり違うなどのやり直しを減らすために事前にイメージの共有をしておくことが大切です。その時にカッコいいやかわいいなどの言葉でイメージを共有するときは注意が必要です。なぜならカッコいいやかわいいなどキーワードでイメージするものは人によって違うからです。言葉だけでイメージを共有するのではなく、できるだけビジュアルを利用してイメージを擦り合わせることが大切です。

参考サイトなどを利用してデザインの方向性やイメージを擦り合わせる

よく参考サイトなどを利用してデザインの方向性やイメージの擦り合わせをするケースがあるかと思いますが、参考サイトを渡すだけではなく参考サイトのどこが良いのかを明確に伝えることが大切です。色なのかレイアウトなのか、写真の見せ方なのか。誤解を招かない為に1つ参考サイトを提示するのではなく2、3つの参考サイトを準備して、より具体的にイメージを共有することで相違をなくすことができます。

まとめ

デザインという正解がないものを作っていくゴールという成果物に向かってどれだけ力を注ぐことができるかが重要だと思います。その為には、最初の段階でどの方向に舵をとって進んでいくのかを明確に示す必要があるのではないでしょうか?進むべき方向性を示した上で意見を出し合うことでよりクオリティの高いデザインを作ることができるのかと思います。