なぜ資格を取るのか? 知らないことを明確にすることで本質を掴んでいく
2023.04.08Other
目次
AWSSAAの資格を取ろうと思い勉強していた所、なぜ資格をするの?資格を取ったら何ができるの?という質問を受けることがありました。資格取得に対して改めて考えるきっかけなったので、なぜ資格を取るのかを紹介しようと思います。
なぜ資格を取ろうと思ったのか?
なぜ資格を取ろうと思ったのかというと自分自身で判断できる基準を持ちたかったからだと思います。Web制作のディレクションをしているとクライアントから様々な質問や、判断をする機会がたくさんあります。デザイナー出身の私はサーバ関係の話になると話がわからずコーダーさんにお願いするしかありませんでした。経験を積むとこういうことを話しているんだろうなと憶測を立てるとはできますが、自分自身で明確な判断をすることはできません。進行管理や指示をする立場であるディレクターに取って内容がわからないまま進行をする事はデメリットしかないと思いAWS(インフラ関係)の資格を取ることに決めました。
資格を取る事のメリット
理解していない部分を明確にし知識を深める
資格を取得することのメリットは知らないことを明確にし理解を深める事ができることだと思います。インターネットの普及により誰でも簡単に情報を取得できるようになり、不明点やわからないことがあった場合に解決方法を知ることが容易になりました。しかし知っていることと理解していることは違います。経験や知識の上で滞りなく進めることができていることでも資格を取得する行程の中で改めて勉強することにより、自分が理解していない部分を知ることができ、知らないことを探求することで知識を深めることができます。
背景を知ることで本質をつかむことができる
また、知識を深める事でなぜそのような事が必要なのかを理解していくことで、その事柄の背景を知ることができ物事の本質をつかむことができます。なぜそのような仕組みなのか、実際にはどういうことが裏で行われているかを知ることで、イレギュラーな事が起こった場合でも仕組みがわかっていれば柔軟な発想ができるようになり、できることの幅や選択肢が増えていくかと思います。
正確な情報を得ることで最適な方法を選択するため
仕事をしているとたくさんの選択を求められるケースが多くなってきます。知識がある人とない人との大きな違いはどの選択肢を選ぶかだと思います。知識が豊富の方が選択肢が多くなるのは当然ですが、どういうことが起こるかを想定してリスクを想定した選択することもできるようになることもメリットかと思います。
明確な指示でスムーズな案件進行をすることができる
仕事をする上で指示を出す人のスキルというのは進行において重要な要素だと思います。知識がしっかりとある人は的確な指示を出すことができ無駄なやり取りややり直しなどを防ぐ事ができます。自分の分野の知識だけではなく一緒に働く人の分野の知識を持っておくことにより、どのような情報を渡す必要があるのかやトラブルになりそうな部分を想定し、事前に回避することでスムーズな進行をすることができるかと思います。
分かりやすく信頼を得る
最後に資格を取ることのメリットとして一番分かりやすいものは、知識の証明ができるということだと思います。見ず知らずの人に知識があると言ってもどこまで知っているのか、どの程度アウトプットできるのかは実際に働いてみないとわからないことが多いかと思います。資格を取得することで最低限は知っているという証明はすることができます。多様な働き方がある中で自分自身のスキルを証明するということは重要なことかと思います。
まとめ
なぜ資格を取るのか、何ができるのかという質問をもらい考えてみましたが、目の前の事だけを考えた視点で資格を取得しても意味がないのだと感じました。資格を取得する為に勉強するのではなく、勉強するという行為の中で自分が知らないことを認識し、正確な情報をインプットすることで実案件に活かしていくことが重要なのかと思います。まずは何の為に資格を取得するのかという所から考えてみてもいいのかと思いました。