誤字・脱字を減らす校正のポイント
2023.05.21Design
目次
デザインがよくてもどんだけしっかりとチェックをしたとしても、デザインの仕事をしているとついてくる誤字や脱字などの誤植問題。人間がやることなので100%ということはありませんが、出来るだけ誤字・脱字を減らす為の方法を紹介しようと思います。
クライアントとの信頼関係にも繋がる校正
なぜ誤字・脱字について真剣に捉えるかというと、たった一文字の間違いがクライアントとの信頼関係を壊したり、多額な損益に繋がるからです。
Webサイトならまだ修正はできるかもしれませんが、紙媒体などであれば、一回印刷をすれば後戻りは出来ません。また、郵送や配送した場合は回収するのにも費用や時間がかかります。なので入稿時や納品時には、念入りな校正をする必要があり校正をしっかりとすることはクライアントとの信頼関係にも繋がるからです。
誤字・脱字を減らす校正のポイント
複数人でダブルチェック
誤字・脱字でよくある問題はここはこうだろうという思い込みだと思います。思い込みがある中でいくら注意をしたとしても間違いは防げません。なので制作が校正するのは勿論ですが、制作者以外の初見の人にも校正をしてもらうことが大切です。
紙に出力して確認する
パソコン上でデザインをすると思うのですが、校正時は紙に出力してチェックすると間違いが見つけやすいと言われています。紙とパソコンでは脳が文字を認識するのに「反射光」「透過光」などの性質の違いがあるということも関係していると言われています。
また、デザインをしているパソコン、校正をする時には紙で見るとそれぞれの作業を切り分けれる為、校正にも集中することが出来るのではないでしょうか?
自分の癖を意識する
デザインのやり方をがひとりひとり違うように誤字・脱字をする場所というのは人によっても変わってきます。自分の経験などを活かし、間違いが起きやすい場所を注意して確認することで間違いを減らす事が可能です。
英単語、日付、電話番号、大きなタイトルなどに注意する
英単語のスペルの違い(使い慣れていない)や、日付や電話番号などの数字(前後の文字などに影響されない)、タイトルなどの大きな部分(細かな部分に目がいき見逃しやすい)などがよく誤字・脱字が起こる場所としてあげられます。間違いが起こりやすい場所を認識・注意し、必ずチェックすることで誤字・脱字を減らす事が可能です。
テキストはコピペする
誤字・脱字が起こる原因のひとつとして文字を打つという行為にあると思います。どこかからコピペ(コピー&ペースト)出来るのであれば、出来るだけコピペするように心がける事で、間違いが起こる可能性を少なくすることが可能です。
自分自身を疑う事が大切
誤字・脱字を防ぐ方法で一番大切ことは自分は大丈夫だという姿勢で校正をするのではなく、自分は間違いするものだという姿勢で校正をすることが大切です。時間がないからさっとでいいや、ここは大丈夫だろうという思い込みをなくすことが間違いを減らす為に大切なことなのではないでしょうか?
まとめ
今回は誤字・脱字を減らす方法を紹介しましたが、これはデザイナーだけの話ではないと思っています。誰かがチェックするだろうや、これは◯◯の仕事と他人任せにするのではなく、その案件に関わるディレクター、クライアントが自分事として確認・チェックする事が大切なのではないでしょうか?