ポジショニング戦略とは?市場で優位に戦う方法
2020.12.11Marketing
目次
マーケティングで、他社との差別化という言葉を耳にしますが、差別化を考えるのに役立つポジショニング戦略について紹介しようと思います。
ポジショニング戦略とは
ポジショニング戦略とは、マーケティング分析のSTP分析(S=セグメンテーション、T=ターゲティング、P=ポジショニング)の1つで、競合会社と比べ消費者にとって自社の位置づけをどのように認知させるかを考える手法です。競合他社との差別化を明確にし、市場でのポジショニングを確立することで、市場で優位に戦うことを目指します。
ポジショニングは顧客が決める
ポジショニングを表すのに 「顧客の頭の中にある他と比べた認識」 という言葉があります。セグメンテーションやターゲティングは自分達で定義するのに比べ、ポジショニングは顧客が決めることということを認識しておく必要があります。
市場で一番を目指す
インターネットや通販などの発展などで、好きなものがどこにいても買える時代となっています。そのなかで、この商品と言えばこの会社とすぐ思いつかれるように、その市場で一番になる事がより大切でになってきました。市場をしっかりと分析し、どのカテゴリーで戦うのかを見定めることがより重要となりました。
自分達で新たなカテゴリーを作る
しかし、新たなサービスを作るのでない限り先に始めている企業や大手企業など一番になるのが難しい場合もあります。そのときは、自分達で新たなカテゴリーを作る必要があります。例えば、性別や地域、価格など、〇〇×商品など新たなカテゴリーを自ら作り出し、一番になれるポジショニンを探す必要があります。
ポジショニングマップを作ってみる
ポジショニングを行うには、ポジショニングマップと言われる図を作って見ることが有効的です。ポジショニングマップとは、市場における自社のポジションを縦軸と横軸からなる2次元で表現し、市場での自社のポジションを俯瞰的に見ることができ他社との関係性を知ることができます。
ポジショニングマップの活用法
自社を分析し、訴求ポイントを理解する
ポジショニングマップを作成することで、競合他社の強みを知り、市場における自社のポジションを知ることにより、自社の強みや弱みなどを知ることができます。他社との関係性を明確にすることにより、どの方向で自社の商品などを訴求していくのが有効的なのかを理解することができます。
アイデアを出すときに活用する
いつもとは違った斬新なアイデアを出すときにも有効です。普段思いつくカテゴリー、〇〇×商品(ボジショニングマップでいう縦軸、横軸)を、別の軸に変えてみると普段と違った訴求方法が出来るようになります。
まとめ
今回はポジショニング戦略について紹介しました。マーケティングだけでなくデザインを作成するときにも強みや訴求ポイントを認識しておくことが大切だと思うので、是非使ってみてください。