何のためにデザインするのか?相手の立場にたって物事を考える
2021.07.17Design
目次
Webサイトが古くなったからリニューアルしたい、最近お問い合わせが減ったからチラシやパンフレットを作りたいなど様々な理由でデザインを依頼するかと思うのですが、ヒアリングなどを行っていくと理想はあるものの、どういうものを作るのかや、どういう情報を発信したいのかなど、内容が具体的でないクライアントをよく見かけます。今回はクライアントが抽象的なイメージしか持っていないときに、どうデザインを進めるべきかを紹介しようと思います。
わからないということを知る
私達デザイナーはデザインを毎日のように行っていますが、依頼主のクライアントはWebサイトや、チラシなどの依頼を日常的にやっている訳ではありません。どの様に自分達がやりたいことを形にしていくのかわからない人が沢山だと思います。その事を認識はした上で、自分達のやり方で一方的に進めるのではなく目的や、やるべき事をひとつずつ丁寧に確認しながら進めていく事が大切なのだと思います。
相手の立場にたって考える
よくビジネスの間で使われる「相手の立場にたって物事を考える」という言葉ですがデザインにおいても同じようなことが言えるかと思っています。説明をする時もクライアントの立場や年齢、知識量などを考え、一人一人にあわせてやり方を変えていく必要があると思います。相手の立場にたって物事を考え、どうすれば同じ方向(目的)をみた上でコミュニケーションを取れるかを考える事が大切なのではないでしょうか?
目的の為に一緒に作っていく
デザインとはクライアントが思い描いたものをただ形にすることではなく、またデザイナーがやりたい事を形にする作業でもないと思っています。デザインとは課題解決の手法であり、クライアントとデザイナーが課題解決の為に一緒に作っていくものだと思っています。
まとめ
課題解決を行う為には、どちらかが一方的にコミュニケーションをとるのではなく双方が積極的にコミュニケーションを取れる様な関係性や環境を作っていく事が大切なのだと思います。その為には相手の立場にたって物事を考え、コミュニケーションを取る事が必要なのではないでしょうか?