Pantone(パントン)がカラーオブザイヤー2022を発表
2021.12.26Design
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今年もPantoneのカラーオブザイヤー2022が発表されましたね。知っている方もいれば、初めて聞くという方もいるかもしれませんが、Pantoneのカラーオブザイヤーについて紹介しようと思います。
Pantone(パントン)とは
Pantone(パントン)と聞くとグラフィックのデザインをしている人であれば、色見本帳や特色をイメージする方が多いのではないでしょうか?PANTONEとは色見本帳を発行するアメリカの会社で、色見本帳は世界で使用されており印刷やファッション、プロダクトデザインなど幅広い業界で基準となっています。
印刷では基本的にCMYKの4色で表現のインクを掛け合わせて色を表現しますが、掛け合わせることで表敬する色にムラができてしまいます。そんなときに色見本帳という基準を使用することで印刷会社ごとで差がでることがなく印刷することができます。
カラーオブザイヤー2022が発表されました
そんな色の基準を決めているPANTONE社が毎年発表しているカラーオブザイヤーを発表しました。毎年12月頃に翌年のテーマカラーの発表があり、いろんな有名ブランドとのコラボなどその年のトレンドとして使用されています。主にファッション業界などで活用されるイメージがあります。
未来に対する期待の高まりを表現したベリーペリ
さて来年のトレンドカラーは何だったかというとベリーペリ(赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルー)が選ばれました。2000年にスタートして以来、初めて新たな色が作られたそうです。
2022年のパントン・カラー・オブ・ザ・イヤーには、活気のある赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルーの新色、PANTONE® 17-3938 Very Periが選ばれました。ブルーの持つ誠実さと不変性、レッドの持つエネルギーと興奮を融合させた、この最も幸せで暖かいブルーの色合いは、元気を与える新しさの素を注入します。
PANTONE STORE JAPAN
このベリーペリという色にはコロナの影響により新しい生き方や働き方への移行期にあることや、デジタルとアナログの融合や、クリエイティビティ、そして未来に対する期待の高まりを表現しているらしいです。ただ単に色を選ぶというのではなく、ベリーペリという色をたくさんの人が身に付けることにより、明るい未来を作っていきたいという願いも込めて選ばれているのが伝わってくる2022年の色でした。
まとめ
色といっても色んな種類やひとつひとつに意味があるということをパントン・カラー・オブ・ザ・イヤーの発表を見る度に考えさせられます。また、何気なく感じているトレンドということも実際にはこういう団体が意図して作っているということにも勉強になりますね。