Webサイト制作会社が自社サイトをリニューアルする上で気をつけるポイント
2022.12.25Web
目次
Webサイト制作会社の方が自社サイトをリニューアルするとき、なかなか思うように進まなかったり、リニューアルをしても思った成果が得られなかったりという問題をよく聞くかと思います。今回はなぜ自社サイトのリニューアルが上手くいかないのかを紹介しようと思います。
なぜ自社サイトのリニューアルは上手く進まないのか?
なぜ普段Webサイト制作の仕事をしているのに自社サイトのリニューアルは時間がかかるのかというと受注案件とはやるべきことがそもそも違うからだと思います。自社の強みや打ち出す特徴などを考えどのように伝えるべきかを考え、どのように制作を進めるのがベストなのか判断をする必要があるかと思います。予算も時間も制限があるわけではなく自分達で決める範囲が多いことが受注案件との違いではないでしょうか?
どこにリソースが必要かを考えながら進行する
自社サイトをリニューアルする為には俯瞰的な視点が重要かと思います。コンテンツ作成においても進行管理においても全体像を把握し、どこにリソースが必要になるかを考えながら進行しないと上手く進まないということになりかねません。重要なポイントはどこかを明確にし力を入れる部分と、外部などを活用し効率的に行う部分を明確にし、進行がとまることのないようにすることが大切です。
自社サイトをリニューアルする為のポイント
受注案件と同じように進行する
まず大多数の制作会社の場合、期限やスケジュールが決まっている既存案件と同時にサイト制作をする場合がほとんどかと思います。期限がなく優先度が低くなりがちな自社案件はスケジュールを決めて対応しないと進行がルーズになりがちです。自社サイトの場合も実案件と同じようにタスクを洗いだし、細かく期限を決めて取りかかることでスケジュールの遅れを防ぐことが可能です。
原稿を作成するリソースを確保する
普段はお客様に用意してもらう原稿ですが自社サイトの場合は自分達で用意をする必要があります。サービスや強みなどあらかじめまとまっていれば問題はありませんが、新たに作る場合はライティングなどの作業も必要になってきます。ライティングを外部の方に依頼することも可能かと思いますが、より自分達のことを知ってもらうのであれば社内のリソースを使い具体的な内容を掲載することが大切です。
デザインを判断する軸を決める
Webサイト制作の経験者が多い制作会社ではデザインにおいて自分なりの考えを持っている方が多いかと思います。みんなが同じ判断基準であれば問題はないですが好みによって変わる部分もたくさんあるかと思います。みんなの意見を取り入れ平均値的なデザインにならないよう意見を取り入れる部分を最初に決めディレクターが判断する所を明確にすることが大切です。
どのように運用していくかを考えて構築する
また折角リニューアルするのであれば更新のしやすさも重要です。運用を行う人とどういう更新が多いかやどういう機能があれば業務が楽になるかなどリニューアル後の更新の流れを理解し、運用を想定した構築も重要となってきます。
まとめ
自社のサイト制作はやるべきタスクも沢山あり受注案件よりも難しい部分が多いかと思います。自由度がある中でスムーズに進行するためには自ら制限を作り、期限を作る事でスムーズな進行ができるのではないでしょうか?そのためにも一番最初に今のサイトに足りないところや、やるべき事を認識しすべてを洗い出すことが大切なのではないでしょうか?