スピードが価値を生む。コロナ時代にOODAループが注目を浴びる理由

2020.10.08Marketing

目次

スピードが価値を生む。コロナ時代にOODAループが注目を浴びる理由

ビジネスやマーケティングを意識しているとたくさんのフレームワークを耳にする事があるかと思いますが、今回はコロナの中でも、役に立つであろうOODAループを紹介しようと思います。

OODA(ウーダ)ループとは

OODA(ウーダ)ループとは、Observe(情報収集)Orient(状況判断)Decide(意思決定)Act(行動)の頭文字を並べたフレームワークの一種です。

O:Observe(情報収集)

まずは市場や顧客、競合などの対象を観察・調査し「生のデータ」を収集していきます。過去の経験や自分の感情を抜きにした、ありのままの情報に目を向けるようにします。

O:Orient(状況判断)

集めたデータ・情報がどういうことをあらわしているのかを考え、理解し、状況判断を行います。

D:Decide(意思決定)

集めた情報をもとに何が起きているのかを理解したら、理解した状況に対してどのような計画を実行していくのか方向性を決定します。

A:Act(行動)

決定した計画を元に実行に移します。その後、Observe(観察)の段階に戻り、OODAのループをもう一度最初から繰り返します。

PDCAとOODAループの違いとは?

よくPDCAとOODAループを比較する記事などがありますが、両者の違いはなんなのでしょうか?
PDCAとOODAループの違いは、PDCAが「計画を立てて行動する」のに対し、OODAループは「状況をみてまずはやってみる」というの違いがあります。なので両者は全く違う観点のフレームワークであり、どちらがいいと比べるものではありません。

新規事業はOODAループが有効的

OODAループの特徴として「スピード感」が言えると思います。新規事業やサービスなどを立ち上げる場合に、細かいニュアンスや上司の決済に時間をかけるのではなく、やることや方向性が決まったらまずは制作し市場に出してみる。そこで、お客様とのニーズの違いや、UI的に改善しなけれいけない部分があれば、どんどんと解決していく。ユーザーのニーズにあっているかなど、不明確な事が多い新規事業やサービスにOODAループは有効的なのです。

コロナ後はスピードが価値を生む

ではなぜ今、PDCAではなくOODAループが注目を浴びているのでしょうか?
それは、コロナによってあらゆる事が0ベースになったからだと思います。コロナのようなソーシャルディスタンスや密になるような場所を避けるなど今までの人生で経験したことのある人はいないのではないでしょうか?

これはビジネスにも大きく影響を与えています。あらゆる事が初めてのこの状況で価値を生むのは、アイデアをどれだけ早く形にして世間に浸透させるかだと思います。

まとめ まずはやってみる事が大切

これは、企業だけの話ではないと思っています。コロナの影響もあり、最近ではYoutuberやSNSまたはフリーランスなど個人の時代が来ているように思います。OODAループがより活かされるのは個人の行動においてだと思います。

これからどうしようと悩むのではなく、これと決めたらまずはやってみる。そして、新しい知識や経験を増やし自分自身をアップデートしていく。それの繰り返しが大切なのではないでしょうか?