オールドレンズの魅力とは 撮影してみて感じたこと

2024.06.09Photo

目次

オールドレンズの魅力とは 撮影してみて感じたこと

写真をはじめて数年がたちますが不意なことからオールドレンズを使って撮影をするようになりました。オールドレンズというと古いレンズでレトロな雰囲気の写真がとれるという認識程度でしたが使ってみると魅力的な部分がたくさんありました。今回はオールドレンズの特長や使ってみた感想を紹介しようと思います。

オールドレンズとは

オールドレンズとは現代の最新技術で製造されたレンズとは違いクラシックなレンズです。多くの場合フィルムカメラの時代に使われていたものであり、そのデザインや製造工程には歴史的な背景があります。最近ではマウントアダプターを取り付けることによりデジタルカメラで使用することもでき独特の描写や風合いを楽しむ人が増えています。

オールドレンズの特長とは

レトロな描写(ぼけ感、フレア)

オールドレンズの最大の魅力はレトロな描写だと思います。現代のレンズが高解像度でシャープな画像を提供するのに対しオールドレンズは独特の柔らかさと暖かみのある描写を生み出します。この特徴は特にポートレートや風景写真で際立ち被写体にノスタルジックな雰囲気を与えます。オールドレンズを使うことで、まるで古い映画のワンシーンのような写真が撮ることが可能です。

単焦点なレンズが多い

オールドレンズは単焦点レンズ画面多くズーム機能を持たない固定焦点のレンズはそのシンプルな構造が高い描写性や単焦点レンズならではの美しいボケ感を楽しむことができます。また単焦点レンズを使うことで撮影者は自分の足で動いて構図を調整する必要があり撮影技術の向上にもつながります。

フレアやゴーストが出やすい

オールドレンズは光の影響を受けやすく光を意識して撮影することで独特のフレアやゴースト効果を狙った撮影が可能となります。自然光を活かした撮影や意図的に逆光を利用することでオールドレンズならではのドラマチックな写真を撮ることができます。

安価な製品が多い

オールドレンズのもう一つの大きな特長は価格の手頃さです。最新の高性能レンズは非常に高価ですがオールドレンズは中古市場で比較的安価に手に入ります。これにより趣味として写真を楽しむ人でも予算を抑えつつ多様なレンズを試すことができます。

レンズによって風合いが変わる

オールドレンズの魅力はレンズごとに異なる風合いがあることです。メーカーやレンズの保存状態によって同じ焦点距離でも全く異なる描写を楽しめます。ボケ感であったり色調など歴史があるからこそひとつひとつのレンズに特長があり自分の好きなレンズを見つけるのも魅力のひとつだと思います。

まとめ 何を撮るかではなくどういう写真を撮りたいか

写真を撮るときに大切なことは「何を撮るか」ではなく「どういう写真を撮りたいか」を考えることだと思います。撮りたいイメージにあわせてレンズを選ぶことでより自分の表現したい写真が撮影することができるようになると思います。オールドレンズか現在の高性能なレンズ、また焦点距離やレンズの絞り、費用なども含めて何を選択しどのように撮るかを意識して撮影することでより魅力的な写真をとることができるのではないでしょうか?