ディレクターにとって大切な交渉力とは
2024.06.16Web
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Webサイトのディレクションを見ているとスムーズに案件を進める人とそうでない人がいるように感じます。ディレクションを行っているとあらゆるポイントでどのように進めるか分岐点があるように思います。そんな時にどのように案件をコントロールするかが案件の進行に大きな影響を与えているように感じます。なので今回はディレクターに大切な交渉術について紹介しようと思います。
ディレクターにとって大切な交渉力とは
交渉力とは相手とのコミュニケーションを通じて自分の望む結果を得る力をいいます。ディレクターにとってこのスキルはプロジェクトの成功に欠かせません。Webサイト制作ではクライアントとの契約交渉やスケジュール調整、チーム内のリソース調整など交渉はプロジェクトを行っていると必ず発生します。交渉力を磨くことで互いに満足のいく結果を引き出しプロジェクトの円滑な進行を確保することができるようになります。
どういう状況にしたいかを考え、どうすれば叶うかを逆算する
交渉を上手く進める為にはまず目標を明確にすることが大切です。理想的な結果が何かを明確にしそのために必要なステップを逆算する必要があります。予算、スケジュール、リソース配分など具体的な要素を考慮しながら逆算することで交渉の制度が変わってきます。クライアントが何を求めているのか、どんな制約があるのかを理解した上で双方にとって納得のいく提案をすることで相手の期待に応えつつ自分の目的を達成することができやすくなります。
伝えるべきことと伝えないことを判断しコントロールする
交渉の場面では何を伝えるかだけでなく何を伝えないかも重要です。全ての情報を公開することで選択に迷いが生まれ決断ができないような場合は、どちらがいいかをこちらで提案しコントロールすることも時には必要になってきます。もちろんトラブルにならないように補足やケアなどを行うことは言うまでもありませんですが、全体を通じてどんな行動をとるべきなのかを判断をすることが大切なのではないでしょうか?
状況を見極めて行動する
また交渉の成功には適切なタイミングを見極めることも大切です。提案や要求を行うタイミングを誤ると相手の反発を招いたり機会を逃したりすることがあります。状況というのは一刻一刻と変わっていきます。いろんな要素が絡み合うなかで適切なタイミングで調整を図ることで交渉の成功率を高めることができます。
WIN-WINな関係を目指す
交渉というと一方的な要求を通すことと捉える方もいるかもしれませんが、双方にとってメリットが生まれるようなWIN-WINの関係を目指すことが目的です。一方的に自分のメリットだけを追求すると短長期的な信頼関係は築くことはできないかと思います。お互いが満足できる結果にするにはお互いの状況を理解し相手の立場にたったコミュニケーションが必要です。そのためには日頃から自分の状況をオープンに話せるような関係性を作ることも大切になってきます。
まとめ
プロジェクトをうまく進める為には関わるメンバーが納得して行動することが大切だと思います。交渉というのは自分のエゴを伝えるという訳ではなくお互いの状況を理解し思いやりをもったコミュニケーションが大切になってくるのかと思います。お互いが気持ちよくプロジェクトを進めることができるように、お互いがどのようなことを望んでいるかを理解し合った上で案件を進めていくことが大切なのではないでしょうか?