ディレクター必見!修正指示の上手な伝え方とは

2020.12.26Design

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ディレクター必見!修正指示の上手な伝え方とは

Webサイトやチラシなどデザインをする場合、ベースのデザインが出来てから、修正やコンテンツの追加などディレクターはクライアントやデザイナーなどとコミュニケーションをとり完成を目指すのですが、何度もデザインの修正の繰り返し行い前に進まなかったり、打ち合わせを何度も繰り返し時間をとられたりしているシーンをよく見かけます。今回は、なぜそのような事が起こるのか解説しようと思います。

修正指示をそのままやるデザイナーが産まれる訳

ディレクターがデザイナーに修正指示を出しても思った通りのデザインが返ってこない、修正指示をそのままやってくるなど思い通り進まない時があります。その原因のひとつになぜその指示を出したのか修正指示の意図や目的を共有していない場合があります。

デザイナーにとって意図のわからない修正指示はどうすればいいのかがわからず、言われた通りにしか出来なかったりするので、クライアントと直接やり取りをするディレクターが修正指示の意図や目的を明確にするためのコミュニケーションをとる必要があります。

目的があるからアイデアが産まれる

どうしたらもっと分かりやすくなるだろうか、閲覧者に内容が伝わるだろうかなど、今ある現状に対して疑問を持ちそれを改善していく。そのためには、目的を理解していないと出来ない事だと思います。目的があるからデザイナーはアイデアが産まれるのであって、なにもない所からは何も産まれないと思います。

ディレクターの仕事は連絡係ではない

ディレクターの仕事とは、クライアントの意図を汲み取り、整理してあげることがディレクターの仕事であって連絡のやり取りをすることが仕事ではありません。ディレクターが制作物の完成図を思い描いていないから、意図の持たない連絡係になるのではないでしょうか?

クライアントと同じ立場で意見を言う

また、短期の修正や構成上難しい修正などはクライアントの要望をそのまま受けとるのではなく、出来ることと出来ないことをしっかりと判断し、何でもイエスマンになるのではなく、こちらからも主張や交渉をする必要があります。すべてを受け入れていては、結局デザイナーの作業が増えるだけで何の解決にもなりません。これをするにはこのぐらい時間がいる、またはこれを準備してもらわなければ出来ないなど同じ立場で意見をする必要があります。

まとめ

目的や意図のわからない修正指示はデザイナーを困らせるし、修正物を見たクライアントも納得出来るものになりにくい場合があります。また、出来上がった制作物も意図が明確でない部分は、閲覧者にとって分かりにくい物となり、誰も喜ぶ結果にはならないと思います。
そのためにはディレクターがしっかりと指揮をとり、明確な指示を出す必要があるのではないでしょうか?