マル秘展に行ってきました
2020.09.16Design
目次
21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」に行ってきたので紹介します。
※一部写真撮影OK
「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」とは
この展覧会の核となるのは、現在、日本デザインコミッティーに所属する幅広い世代のメンバーたちが、そのデザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々です。それらは、多くの人々の目に触れる完成品に比べて、あまり光が当てられません。しかし、そんな「秘められた部分」にこそ、デザインの大切なエッセンスが刻まれています。それらを間近で目にすることは、刺激と示唆にあふれた体験になることでしょう。
http://designcommittee.jp/maruhi/
上記の通り、日本を代表する数々のデザイナー達のスケッチや図面、模型などデザインの過程の部分を見ることができる展示会です。
錚々たるデザイナーの原画を見ることができる
深澤直人(プロダクトデザイナー)/原 研哉(グラフィックデザイナー)/平野敬子(デザイナー)/伊藤隆道(造形家)/柏木 博(デザイン評論家)/川上元美(デザイナー)/喜多俊之(プロダクトデザイナー)/北川原 温(建築家)/小泉 誠(家具デザイナー)/隈 研吾(建築家)/黒川雅之(建築家/プロダクトデザイナー)/松本哲夫(建築家/インテリアデザイナー)/松永 真(グラフィックデザイナー)/面出 薫(照明デザイナー)/三谷龍二(木工作家)/永井一史(アートディレクター)/永井一正(グラフィックデザイナー)/内藤 廣(建築家)/新見 隆(キュレーター)/佐藤 卓(グラフィックデザイナー)/柴田文江(プロダクトデザイナー)/須藤玲子(テキスタイルデザイナー)/鈴木康広(アーティスト)/田川欣哉(デザインエンジニア)/田中俊行(空間デザイナー)/山中俊治(デザインエンジニア)
グラフィック・プロダクト・インテリア・建築など各分野の一線で活躍するクリエイター達の個性溢れる原画を見ることが出来ます。
原画展示の見方
1.分野ごとの方法の違いを知る
2.デザイナーごとの違いを知る
3.筆記用具や道具を見る
4.デザインの質の変化を見る
5.デザイナーの考え方を知る
6.原画を観察してスケッチしてみる
私が来て良かったなと思った所は、普段接してるグラフィックだけでなく、プロダクト、建築などさまざまな分野のデザイナーのスケッチなどを見ることができる所です。
また、手書きで書かれたスケッチには小さなコメントなどもかかれており、どういう意図を持って書いていたのかなど、出来上がったデザインからは読み解けない、デザイナーのアイデアが生まれた瞬間の考えも感じるとる事ができます。
デジタル化がどれだけ進んでも、アイデアを形にするのは紙とペン
パソコンがあればすぐ形にできる時代ですが、トップクリエイターの原画(ラフ)を見ていると、やはり紙とペンでアイデアを形にしているのが伝わってきます。
紙とペンで形にする理由はやはり、区切りがなく自由に描く事ができるからでしょう。いきなりパソコンで作業するのではなく、まずイメージを具現化し、そのあとで形(データ)にするという作業を分けて考えるということを再度教えられた気がします。