ブランドメッセージを伝えるロゴマークの作り方
2021.05.22Design
目次
デザイン歴が長くなるほどロゴマークのデザインって難しく感じます。知識が少なかった時は、見た目や表層的な部分を形にしていましたが、知識が増えある程度のものを形としてアウトプットする力や自分なりのデザインの考え方が身に付いたこともあり、改めてロゴマークのデザインを考えることの難しさを感じました。今回は、現状の私がロゴマークについて思うことをまとめてみようと思います。
デザイナーが作るのはマークではない
ロゴマークと聞くといろんな商品や会社のマークをイメージすることができると思いますが、ロゴマークの制作の依頼があった時にデザイナーが作るのはマークではないと思っています。
何者なのかということ
ロゴマークの役割は何かというと、その企業や組織、商品が何者であるかという意思表示だと思います。ロゴマークを作る人は依頼者と同じぐらい企業、商品の事を理解する必要があり、同じ未来をイメージする必要があるのではないでしょうか?
認知してもらえるビジュアルと共感してもらえるコンセプト
ロゴマークを制作する上で大切なことは、認知してもらう為のビジュアルと想いに共感してもらえるコンセプトだと思います。ロゴマークが見られる(認識される)時間は一瞬です。その一瞬目にした瞬間にどのような企業であるかが伝わるようなビジュアル面と、社内や関心が高い人に向けてしっかりと伝わるようなコンセプトの両面を考える必要があると思います。
要素を減らし本質をとらえるということ
また、想いを伝える上で大切なことはシンプルであるということだと思います。シンプルということは、無駄なモノがなく何者であるのかを効果的に伝える事が出来るからです。その為には企業や商品がどういう存在なのかを当事者事態が明確に理解している必要があるのではないでしょうか?
何年も使い続けられるデザイン
ロゴマークとはそう簡単に作り替えるものではありません。何年も何十年も先の事をイメージし、一時の考えで選ぶのではなく、未来をイメージした上でデザインを選ぶことが大切です。
まとめ
ロゴマークを作る事はとても難しいことだと思います。本質をとらえたシンプルな、想いが伝わるロゴマークを作る。見た目、想い、お客さんの視点、従業員の視点などあらゆる事を想像し、理解した上で制作する事が大切なのではないでしょうか?