佐藤可士和展に行ってデザインの奥深さを感じた
2021.02.19Design
目次
佐藤可士和さんといえばユニクロやセブンイレブン、楽天などのロゴマークをデザインしたイメージがあるかと思います。佐藤可士和さんのブランディングやデザインに関する考え方を目にすることができる佐藤可士和展(国立新美術館で開催)に行ってきたので紹介しようと思います。
※一部写真撮影OK
今でも通じるデザインの考え方
まず佐藤可士和さんのすごいと思うところは、20年以上前からコミュニケーションをデザインするということを意識しており、デザインはアイコンであるという考えのもと企業や商品をビジュアル化、ブランディングしている所です。街にあるものすべてをメディアと捉えどんな風に見えるのか、どういうコミュニケーションが生まれるのかを意識したデザインをしているのが凄いと感じました。
大切なのはロゴマークを通じて何を伝えたいか
なにげなく日常に溶け込んでいるロゴマークですが、制作するにあたり大切なことはロゴマークを通じて何を伝えたいのかをしっかりと考えることだと感じました。何気なく格好いいと思うロゴマークもそのビジュアルを通じて何を感じてもらいたいか、どうイメージしてもらいたいかを想像して作る必要があるのだと感じました。
ブランディングとは点ではなく面で捉えることが大切
またブランディングをする中でロゴマークも大切ですが、街にあるプロダクトから空間、建築までトータル考えてデザインすることが大切だということがわかりました。点ではなく面として捉える。単体で考えるのではなく周りの風景や使用される媒体や目にする場所をイメージして、トータルでデザインすることが大切なのだと感じました。
デザインとはこうしたいという想いから生まれる
展示物を見ていて感じたことは、デザインとはデザイナーやクライアントのこうしたいという想いから出来上がるものなのだと伝えわってきました。デザインとはあくまでも手法であり、考え方のベースにはクライアントの意向や想いやコンテンツの強みがあってこそブランディングが活きてくるのだということがわかりました。
またデザインを通じていろんな人の心を動かしたり、経営の中心になったりとデザインの可能性についても感じることができました。
まとめ
佐藤可士和さんの昔からの考え方を知ることができ、デザインというのは今も昔も変わらないのだと思いました。本質は何かを見定める。企業や商品の強みや特徴は何かを考え、どうゆう方法で伝えることが一番コミュニケーションが生まれるのかを考える。佐藤可士和展に行って改めてデザインの奥深さを感じることができました。