デザイナーに必要なコミュニケーション力とは
2021.04.27Design
目次
デザイナーと言えばグラフィックデザインの紙媒体やWebデザインなどいろんな媒体がありますが、共通して言えることはコミュニケーション力が必要だということだと思います。今回はなぜデザイナーにコミュニケーション力が必要なのかを紹介しようと思います。
デザイナーの仕事とは、情報を届ける仕事ではない
まず、デザイナーの仕事とは何なのかを理解することが大切だと思います。デザイナーの仕事とは情報をただ記載し顧客に届けるための制作物を作るのが仕事ではありません。数ある情報の中でクライアントが何を伝えたいかを認識し、伝えたい情報をどうすれば顧客に届くかを考え、ベストな方法を考えることがデザイナーのお仕事です。
デザイナーに必要なこととは
そのためには、クライアントとコミュニケーションをとりどういう方向性でいくのか、目的をどこに定めるのかを決める必要があります。具体的にはクライアントの話を聞き、現状の課題や問題点を理解し課題解決する為に何が必要なのかを一緒に考える必要があります。また、利用するユーザーに対しても、どのような感情や心理になってほしいのかを考える必要があり、デザインを通じてどのようなコミュニケーションが生まれるかを想像する必要があります。
デザイナーにとって必要なことは、クライアントとユーザー双方に対してデザインを通じて生まれるコミュニケーションを円滑に行う必要があるのではないでしょうか?
コミュニケーションとは想像することだと思う
つまりデザイナーにとって大切なコミュニケーションとは想像することだと思います。クライアントが求めているものは何なのかを想像する。ユーザーが利用しているシーンを想像する。デザイン前と後で変わる姿を想像する。今ある課題をデザインによってどのように変えていきたいかを想像しながらコミュニケーションをとることが大切なのではないでしょうか?
また大切な事として、デザインの経験が増えてきたり仕事になれてくると自分のやり方や方程式のようなものが出来て来るかと思いますが、ひとつひとつの案件によって課題や置かれている立場、環境なども変わってくるかと思います。コミュニケーションをとる時は自分の先入観を持たずに、フラットな姿勢でクライアントの言葉に耳を傾けることが大切なのではないでしょうか?
まとめ
コミュニケーションというと抽象的で何が正しいかわからない時もあるかも知れませんが、だからこそひとつひとつのやり取りに意識を向け、最善の行動を行う努力が必要なのだと思います。その意識を持ちながらコミュニケーションをとることが、最終的な成果物のクオリティに違いが出てくるのではないでしょうか?