Google アナリティクス4(GA4)で出来ること

2020.12.16SEO

目次

Google アナリティクス4(GA4)で出来ること

Googleアナリティクスはご存知の方も多いかと思いますが、2020年10月にアップデートという形でGoogleアナリティクス4(GA4)がリリースされましたが、実際に導入して感じたことを書いてみようと思います。

Google アナリティクス4(GA4)って何が変わったの

今回のアップデートで一番変わったことと言えば今までのGoogle アナリティクスでは、セッション(ユーザーがサイトに訪問してから離脱するまでの一連のプロセス)がメインに表示されていたのに対して、Google アナリティクス4では、イベントタグ(設定が必要)をメインに表示されるようになったようです。

具体的には、セッションやページビューなど全体像を計測していたのに対して、アップデートによりより、クリック数やスクロール数などより具体的な内容の測定にフォーカスされたというイメージがあります。

Google アナリティクス4(GA4)で出来ること

Webとアプリをまたがった計測

Webサイトとアプリをまたいでユーザーの行動を分析することが可能になりました。
Webサイトでの行動とアプリでの行動を平行してみることにより、より具体的で効果的な施策を行うことができるようになりました。また、Youtubeからのコンバージョンをレポートに含めることも出来るようです。

イベント測定が簡単に

以前のGoogleアナリティクスでは、Google タグマネージャー(GTM)を使って、タグの設置が必要だったものもGoogleアナリティクス4では、ボタンひとつで計測することが出来るようになりました。
また、新しくイベントタグを設置するのも管理画面上から行えるようになりました。

簡単に計測出来るもの
・スクロール率
・離脱クリック数
・サイト内検索
・動画のエンゲージメント数
・ファイルのダウンロード数

機械学習の導入

機械学習が導入され、サイトに訪問した人のどれぐらいの人がコンバージョンするかが予測することが出来るようになりました。

・過去28日間にサイトに訪問したユーザーが、今後7日間にコンバージョンする確率を予測する
・過去7日間にサイトに訪問したユーザーが、今後7日間で離脱する確率を予測する

プライバシー重視のデータ収集

今回のアップデートの理由のひとつにプライバシー問題が関わってくるのだと思います。今までのGoogleアナリティクスではCookieなどのデータ使用されていましたが、プライバシーへの配慮を考えユーザー単位での計測に切り替えたのではないかと思われます。

Google アナリティクス4(GA4)を導入して感じたこと

導入してあまり時間がたっていないのですが、前の方が使いやすいし解析や提案をするのにはよかったというのが第一印象です。Googleアナリティクス4(GA4)はよりフォーカスして見ている感じがするので、結果を判断するのにはいい気がするのですが、全体像や傾向など抽象的なものを見るのには向いていない気がします。

しかし、プライバシーに関する問題も他の解析ソフトにしても同じ事が言えるので、このような解析ソフトがスタンダードになって来るのかなとも思います。まだ、自分が使いきれていないだけかも知れないので、もっと探求していこうと思います。

まとめ

解析の仕事をする人にとって、Googleアナリティクス4(GA4)へのアップデートはこれからの解析の仕方が大きく変わる予兆なのかもしれません。