目的を明確にしたフィードバックでデザインのクオリティを上げる
2022.10.21Design
目次
デザインの仕事をしているとデザイナーのデザインを確認したり企画書を確認したりなどフィードバックする機会もあるかと思います。フィードバックの伝え方次第では指示がわからず何回もやり直しをすることになったり、デザイナーとの関係性が悪化するなどということも起こりえるかと思います。今回はどのようにフィードバックをするべきなのかを紹介しようと思います。
デザインにおけるフィードバックとは
フィードバックとはそもそも目的に対する方向性のズレを直す為のものです。よく見かける光景として自分の感想や評価を伝える人がいますが、解釈の度合いが人によって違ったり中途半端なフィードバックだと受けた側も判断に困るので注意が必要です。
目的にあった方法でフィードバックを伝える
フィードバックするにも目的がなく指示を伝えるだけでは効率的ではありません。相手に対して何を求めているのか意図を明確にした上で最適な方法をとることで無駄のないやり取りをすることができます。
ケース1 納期に合わせるため
納期に合わせるためのフィードバックなら、できるだけ具体的な指示を出すことが効果的です。自分の中でイメージがあるのなら、参考画像や細かい指示書を基にフィードバックすることで、完成までのスピードを早めることができます。
ケース2 業務を覚えてもらうため
業務を覚えてもらうなら、なぜそのようにするのかという理由を伝えながらフィードバックをする必要があるかと思います。その上で漏れなく対応してもらえるように順序立ててフィードバックすることが大切です。目的とやるべき事を明確にすることで、業務での作業漏れをなくすことができます。
ケース3 成長をしてもらうため
ある程度経験もありスキルの向上を目指すのであれば、具体的なフィードバックを出すのではなく抽象的なフィードバックを行い自ら考えて答えを探すようなフィードバックをすることで、自分の中の引き出しを増やし成長してもらうことが可能です。
相手の立場に立ってフィードバックする
フィードバックをする目的は他人の意見を聞くことで一人ではわからなかったものや想像できなかったものを明確にし、デザインのクオリティをあげるということだと思います。その為には一方的なコミュニケーションをとるのではなく、お互いがゴールに向かって進むためのコミュニケーションをとるべきだと思います。案件に対してベストを尽くす為にも相手の立場に立ったフィードバックが重要なのではないでしょうか?
まとめ
デザインとは感性の部分もあり、人によって捉え方も違うのでフィードバックするのは難しい部分もあるかと思います。目的をもった上でフィードバックすることでデザインのクオリティを上げると共に、そこに費やす時間や労力を効果的に活用できるのではないでしょうか?