Webディレクターにとって説明するとはどういうことか?
2026.01.18Web
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きちんと説明したつもりなのに相手に伝わっていなかった、資料も共有したし概要も送ったのに説明を求められた、Webディレクターとして仕事をしているとそんな経験をしたことはないでしょうか?今回はそうしたすれ違いがなぜ起きるのかを整理しながらWebディレクターにとって説明するとはどういうことか?について紹介しようと思います。
なぜ説明しているのに伝わらないのか?
Webディレクターは日々の業務の中で説明を求められる場面がたくさんあるかと思います。クライアントやデザイナーに要件を説明し、スケジュールを説明し、判断材料を整理して伝えるなど仕事の大半は誰かとコミュニケーションをとっているかと思います。それでもなお「普通に読んだけれど理解できない」「イメージを汲み取れない」と指摘されてしまう場面は少なくありません。こうした問題は知識や経験の不足によって起きているわけではなく多くの場合は説明そのものの設計ができていないことに原因があるように思います。
説明できているつもりになっている状態
説明がうまくいかないディレクターに多いのは情報を出した時点で説明が完了したと判断してしまうことです。資料を共有する、リンクを送る、文章を書くといった行為はあくまで手段でありそれだけで相手が理解できるとは限りません。相手がどういった前提で文章を読むのかや、どこで迷うのかを想像せずに一方的に進めてしまうとコミュニケーションは成立しません。丁寧に説明するとは相手が判断できる状態まで内容を整理し共有することです。その配慮が欠けていると相手に読み取る努力を求める説明になり結果として伝わらないコミュニケーションが生まれてしまいます。
気を付けたい4つのポイント
1.前提をそろえる
説明が成立しない原因の多くは前提が揃っていないことにあります。なぜこの話をしているのか、目的は何なのか、どんな制約があるのか、どこまで決まっていてどこが未確定なのかなど、これらの情報が共有されていないまま話を進すめると同じ文章を読んでも人によって解釈が変わってしまいます。
2.判断しやすい形に整理する
説明する人の役割はただ情報を並べることではなく判断しやすい形に整えることです。文章を構造化して要点を整理し、必要であれば選択肢や判断基準を提示する必要があります。受け取った相手が頭の中で情報を再度整理し直さなければならない状態は説明が不十分だと言えます。
3.アクションを明確にする
どれだけ丁寧に説明しても次に何をしてほしいのかが伝わっていなければ意味がありません。確認してほしいのか、判断してほしいのか、修正してほしいのか、そしてその期限はいつなのかを明確に伝えることが重要です。相手に求める行動をはっきり示すことでやり取りは滞りなく進みます。迷いが生じず不要な往復や確認を減らすことで結果としてプロジェクト全体の進行もスムーズに進みます。
まとめ
Webディレクターの説明が難しいのは正解のないデザインを扱いながら、クライアントと制作側という異なる立場をつなぐ必要があるからです。両者は使っている言語も知識量も異なりそのままでは意思疎通が成立しません。だからこそ単に伝言をするのではなくクライアントの抽象的で感覚的な要望を制作側が具体的に動ける要件へと落とし込み、同時に制作側の制約や判断理由をクライアントが納得できる言葉に翻訳して伝えることが求めらるのだと思います。