エヴァンゲリオンから学ぶ仕事への向き合い方
2021.03.25Other
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皆さん、エヴァンゲリオンって知っているでしょうか?一度は見たことある方や聞いたことはあるなど比較的多くの方に認知のあるアニメだと思います。私も小さい頃に友達がポテトチップスについているカードを集めていたり大人になってアニメを見たりして、ある程度のストーリーと内容は知っていました。そのエヴァンゲリオンの監督をした庵野秀明さんがNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演していたので、その感想を紹介します。
庵野秀明(脚本・監督・プロデューサー)
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督や、映画版の総監督、2016年の「シン・ゴジラ」では第40回日本アカデミー賞、最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞する。
エヴァンゲリオンとは庵野秀明
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見て私が感じたことは、エヴァンゲリオンとは庵野秀明さん自身なのだと感じました。
エヴァンゲリオンといえば、主人公の碇シンジの不安や自分と向き合う心理描写が印象的ですが、インタビューを聞いていてそれは庵野秀明さんが描こうとしたものではなく、自分自身を描いたものなのだと感じました。
なぜ任せるのか・考えさせるのか
インタビューの中で庵野秀明さんはスタッフに仕事を任せるということを積極的にやっていました。その理由に、「自分でやるとそれ以上のものが出てこない」と言っていますが、デザインの仕事を行う中でも同じように感じることがあります。
デザインでもよくいろんな人の意見を聞いた方がいいや、できたものをいろんな人に見てもらった方がいいと言われます。若手の人はもちろんですが、ベテランの人も経験を積む中で自分のやり方や上手くいく方法というものが出来あがってしまっていることがあります。自分の頭の中にないものを作るためにも、人に任せ自分の頭の中にない発想を見つけようとしているのではないでしょうか?
チームで仕事をすることの意味とは
チームで仕事をすることの最大の利点はいろんな考えを共有する事が出来ることだと思います。生まれた場所も好きなものも、経験してきたものも違う人同士だからこそ、違う考えが生まれる。この考えは今回のインタビューだけの話ではないと思います。私たちの仕事においても、任された側は一般的な正解を提出するのではなく、なぜ自分に任されたのか、どんな意図があって任されたのかを考えて行動する必要があると感じさせられました。
向き合うということ
エヴァンゲリオンの作品は自分との対話という描写が多く書かれており、制作側の人とキャラクターとの心情をリンクさせるということも狙いとしてあるのではと感じました。つまり作品と同じ感情に陥るまで向き合うということで、キャラクターの心情がよりリアルに描くことができる。庵野秀明さんの凄いところは向き合うということに対して追及心が桁外れなのだと感じました。作品に対して誠実であり、作品そのものなのだと思います。
まとめ
庵野秀明の仕事への向き合い方を完璧に真似することは難しいと感じましたが、考え方はとても参考になりました。ひとつひとつの作品に向き合うということ。考えて考えて考え抜くこと、それにより誰がなんと言おうと納得のいける作品を世の中に出すことができるのだと感じました。