デザイン業界にある違和感

2020.07.18Design

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デザイン業界にある違和感

デザインの仕事を行っていると、たくさんの人と関わって仕事をすることがあります。プランナー、ディレクター、デザイナー、コーダー、ライター、カメラマン。役割分担し制作することはいいことだと思います。しかし、自分の担当以外に興味を示さない人や、数珠繋ぎで制作物を作る場面をたまにみます。その仕事のやり方に違和感を感じたので、解説しようと思います。

効率化を目指した結果

そもそもなぜ分業制というものができたのでしょうか?それは効率化していこうという考えが出てきたからだと思います。人には得意不得意があります。絵を描くのが得意な人もいれば、写真が得意な人もいます。得意なことをベースにチームでやるのは悪いこととは思ってはいません。しかし、いろいろな肩書きが増え自分の担当というのが明確になったせいで、それ以上踏み出さないという考えも生まれたのではないかと思います。

プランナーは企画を、デザイナーはデザインを、コーダーはコーディングする人?

企画はこの人が、デザインはこの人が、コーディングは、、、そんなやり方で本当にいいものが作れるのでしょうか?モノを作るということは、全員で目的を共有し、考え、目的に向かって自分の強みを発揮し最終ゴールを共に目指す。一つ一つを区切って考えるものではないと思います。

制作物に一貫性があるべき

やはりチームでやるのであれば、自分の役割を越えて発言などするべきだと考えます。得意分野だからこそわかること、違う視点だから気づくことそれを共有してひとつの形にしていく。共有するから制作物に一貫性が出てくるのではないでしょうか?

最短ルートが最善ルートではない

昨今、無駄を減らして効率化というのが当たり前となって来ていると思います。しかし、デザインにおいて効率化というのは、当てはまらないのではないでしょうか?効率化をするのであれば、業務の部分において効率化を目指し、トータルでの時短を心がけるのが大切だと思います。