主導権をもって行動する。ディレクターの仕事は決める事
2023.03.26Web
目次
Webサイト制作において案件をスムーズに進めクライアントと信頼関係を築くディレクターもいれば、そうでないディレクターもいるかと思います。その違いは何なのでしょうか?今回はWebサイト制作とはどういうことなのかを基にディレクターの役割を紹介しようと思います。
Webサイト制作を理解することでディレクターの役割を理解する
ディレクターの仕事とは何なのかを考える前にまずWebサイト制作とはどういうものなのかを理解する必要があるかと思います。Web制作の流れ、クライアントとのやりとりでよく起こる問題など全体像を認識しどういう事がよく起こるのかなど、なぜそうゆうことが起こるのかを理解しWeb制作の工程の全体像を理解することでディレクションを上手く進めることができるのではないでしょうか?
あやふやなものを明確にし方向性を示すことでスムーズに案件を進める
まずWebサイト制作とはあやふやなものだと思います。完成形が決まっている訳ではなく、どんなコンテンツを載せるのか、どんな機能をつけるのかなど様々な要望を解決するため、たくさんの選択肢の中から最適な方法を選び成果に繋げるということがWeb制作だと思います。正解への道筋というのが確定している訳ではなく、たくさんの不確定要素がある中でクライアントやメンバーの考えをまとめ、ひとつづつ判断していくことで共通した認識の中でゴールへと導くことががディレクターの仕事だと思います。
ディレクターの行動で成果が変わる
逆をいうとディレクターが判断をせずに決めないという行動を取ると案件が上手く進行せずにスケジュールに合わせる形でのサイト制作をすることになります。目的や成果に終点を合わせるのではなく公開日(スケジュール)に終点を合わせるのでは、当たり前ですが願っている成果を得られる訳もなく顧客との信頼関係もなくなっていくのではないでしょうか?Web制作においてディレクターの行動というのは成果を左右するほど重要な要素だということがわかります。
ディレクターが決めるべきこと
ではディレクターが決めるべきこととはどういう事があるのでしょうか?
スケジュールから締め切りを決める
Web制作ではディレクターの仕事だけでなく、原稿の用意やデザイン、コーディングなどやるべきタスクはたくさんあります。タスクを細かく洗いだし、いつまでに何をするべきなのか締め切りを決めることでスケジュールに遅れることのないように案件を進めることができます。
やるべきことを決める
Web制作においては大体の場合、予算というものが決まっている場合があるかと思います。決まっている予算の中でどのように案件を進めるのか、何であればやることができるのかを決める必要があります。
方向性を決め体制を決める
何をするべきかが決まると案件に取り組む体制を考える必要になってきます。社内だけではなく外部パートナーも含めどのような体制で案件を進行するのかメンバーのアサインや調整が必要になります。
まとめ
決めるということはリスクを背負うということだと思います。不安であればいろんな人にアドバイスをもらうやインターネットで検索するなどリスクを軽減する方法はたくさんあるかと思います。失敗したとしてもその経験を次に活かせばいいと思います。重要なのは失敗しない為に決めることをしないのではなく、自分で主導権を持って行動するという意思を持つことだと思います。不確定な要素が多いWebサイト制作において、それがディレクターに求められる役割なのではないでしょうか?