クレドとは?価値観の共有が一人一人の行動を変える
2021.07.11Marketing
目次
ミッションやビジョン等と同様にクレドという言葉も最近よく耳にする事が増えてきました。今回はクレドとは何なのか、またミッションやビジョンとの違いは何なのかを紹介しようと思います。
クレドとは?ミッションやビジョンとの違いとは?
クレドとは企業が掲げる行動指標や価値観、企業理念などの事をいい、語源はラテン語の「信条」「志」「約束」などの意味からきています。では、ミッションやビジョンとは何が違うのでしょうか?
ミッションとは
ミッションとは、企業が果たすべき使命や存在意義の事を言います。企業が社会において何のために存在するのか、どのような価値を与える存在なのかを示したものとなります。
ビジョンとは
ビジョンとは、企業がどの方向にむかっていくのか、どういう企業でありたいのかを示したものです。ミッションとビジョンは繋がっており、将来の姿を明確にする事で、組織として行動する中でのひとつの判断基準となることができます。
クレドとは
クレドとはミッションやビジョンを叶えるために、より具体的な内容を提示し、具体的にどういう行動をとるのかを共有するためのものになります。価値観を共有する事で、より一貫性のある組織を作ることができます。
クレドを作るメリット
企業の目指すべき姿の共有
ミッションやビジョンの抽象的な目標を具体的に表すことで、自分たちがどこを目指しているのかや、何のために働いているかなど、企業が目指す方向をより具体的に共有することができます。
明確な判断・評価基準ができる
組織で動いている時に自分たちが何をするべきなのかを明確にすることで迷いのない行動をとることができ、またその行動に対してもぶれのない判断軸で評価を行うことができます。
団結した組織が作れる
企業の方向性を明確にし組織みんなが同じ想いで行動をすることで、団結した組織を作ることができます。みんなが同じ方向を向いて行動するという安心感や信頼感の向上により、より自発的な行動をとることができ組織の活性化にもつながります。
クレドを作る時に気を付けること
目的を共有する
なぜクレドを作るのか、なぜ明確な行動指針が必要なのかをまず共有することが大切です。クレドを作ることが目的ではなく、組織目標の為に同じ価値観で行動することが大切で、そのためにクレドを作るということを理解し理解してもらう必要があります。
ビジョンやミッションから考える
クレドを作る時に企業のビジョンやミッションを忘れてはいけません。クレドというのは企業の目標を叶えるためにあるもので、それを細分化したようなものであり、目標と繋がりがなければいい行動指針とはなりません。
みんなの意見を聞く
組織というものは一人で作るわけではありません。最終的な決定は一人で行ってもいいかもしれませんが、立場が違い考え方も違う人が集まるなかで、それぞれの意見を聞き皆が共感できるようなクレドを作る必要があります。
自分事と捉えられるようなものにする
明らかに高く実現不可能な指針では意味がありません。一人一人の従業員が自分事整えられ、なおかつ企業の成長にも繋がるような指針作ることが大切です。
まとめ
クレドを作る上で大切なことは、目標を達成するための組織集団だということを認識することだと思います。目標やゴールがあってこそのクレドであり、クレドを作ることが目的になるのではなく、より企業として成長するための手段であることを忘れてはいけないのではないでしょうか?