Webサイトでコンセプトを立てる意味
2020.09.13Web
目次
Webサイトを制作とき、デザインを行うときに必ずといって耳にするコンセプト。コンセプトとはなんなのか?なぜコンセプトが大切なのかを紹介しようと思います。
コンセプトとは
コンセプトとは直訳すると「概念」という意味でWebサイトであれば、誰に、どのような印象を与えたいのかなど、企業側が目指すイメージや価値を閲覧者に与えるため選択肢の判断基準、指針となるものを言います。
なぜこれほどまでにコンセプトと言われるのか
Webサイトをつくるのには必ず目的があります。集客を狙うのか、商品を売るのか、自分達のことを知ってもらうのかなど。目的は色々ですが、伝えたい情報を適切に発信し伝えるために、ゴールを明確にする事が必要なため、Webサイトを制作する前にコンセプトを立てる必要があるのです。
最初にコンセプトを決めるメリット
判断の基準となる
Webサイトを制作するのにはたくさんの時間と、たくさんの人が関わって制作されます。
こうした方がいいのではという案が出たときに、上司が言ったからや誰々が言ったからと情報の優劣を発言者の立場で決断していては、方向性がぶれた出来上がりになってしまいます。その時に、コンセプトという判断の基準を持つことで方向性のぶれないWebサイトを作ることが出来ます。
無駄なやりとりが減る
判断の基準としてコンセプト(ゴール)を一番最初に決め、共通認識をしておくことにより、的外れな意見やデザインの無駄なやり直しをすることを減らすことができます。一つ一つ正解を探しながらデザインを行うよりも、はっきりとした目的を持ってデザインを行う方がスピードも変わってきます。
コンセプトを決める方法(ターゲットを明確にする)
5W1Hを明確にする
皆さん知ってる人も多いと思いますが、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を指す言葉ですが、デザインを行う場合でも、ターゲットを明確にするために使われます。誰のために、どういう目的でWebサイトを制作するのかはっきりさせるのに有効です。
ペルソナを設定する
ペルソナとは、会社の商品を買う人、サービスを利用する人、Webサイトを閲覧する人を理想的な顧客モデルを設定することで人物像をより具体的にイメージし、ターゲットをより明確に認識するのに有効です。
カスタマージャーニーマップを作る
カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品やサービスをどのように認知し、関心を持ち最終的に購買するまでの、「行動」、「思考」、「感情」などのプロセスを可視化する方法です。ペルソナと合わせてカスタマージャーニーマップを作ることによりよりターゲット像だけでなく、行動経緯や心理までより深く理解する事が出来ます。
まとめ
今回コンセプトを最初に立てる意味を紹介しましたが、これはデザイナーだけの話ではないと思っています。Webサイトを制作するときに立てるのはもちろんですが、制作した後の運用する人(クライアント)自身もしっかりとコンセプトを理解し、指針とする必要があるのではないでしょうか?