運用しやすいサイトを構築するために CMSの説計の重要性
2024.03.04Web
目次
Webサイトを運用しやすく構築するためには、CMS(コンテンツ管理システム)の設計が非常に重要です。CMSを適切に設計することでWebサイトの管理・更新が簡単になり、Webサイトの運用が自分たちで簡単には行えるようになります。しかし更新のしやすさが目的のCMSですが、管理画面の設計が上手くできておらず更新がしにくいCMSが多くあるのも事実です。今回はなぜCMSがこのような設計になっているのか、そしてCMS を構築する上でユーザビリティを考慮した設計をすることの重要性について紹介しようと思います。
ユーザーが使いにくいCMSが多いのはなぜか?
Webサイトの更新と管理を簡単に行うことができるCMSですが利用者にとって使いにくい管理画面になっていることも多くあります。なぜそんなことが起こるかと言うと管理画面の設計段階でクライアントとのコミュニケーションがとれておらず詳細を積めていない状況で要望だけを基に構築するケースがあり技術者目線での構築が進められるケースがあるからだと思います。
作り方によって更新のしやすさ、作業工数は変わってくる
CMSの設計はコンテンツの更新のしやすさや作業の効率に大きな影響を与えます。使いやすいCMSでは操作の繰り返しがなく最低限の作業でページを更新することができます。利用者の求める機能を明確にしユーザーインターフェースを考えて管理画面を設計することで更新や管理がしやすいCMSを構築する事ができます。また、管理画面の作り方によってその後の運用の仕方や作業時間も変わってくるので最初の設計が重要となってきます。
運用しやすいCMSを設計するためにできること
更新箇所の流用可能な部分の確認
CMSを設計する際にはどのような更新が頻繁に行われるかを確認し、運用担当者のWebに関する知見を考慮した上で設計をすることが重要です。また、同じようなコンテンツを複数の場所で使うのであれば一元管理ができるようになど、サイトの構造を意識して設計することで無駄な工数を減らすことができます。
拡張性を考慮して設計
また今後サイトの改修や機能の追加を想定しているのであれば、現在わかっている更新部分だけを考慮するのではなく機能の拡張性を考慮して設計することが重要です。そうすることで次回改修するときに効率的に作業を進めることができます。
必要な機能とあれば嬉しい機能を明確にする
CMSを設計する際にクライアントに要望を聞く場合によくあることとして、欲しい機能たくさんあげるケースがあります。しかし詳しく聞いてみると使うかわからないけどあったら使うかも知れないといった内容だったり、実際には使われないケースもたくさんあります。CMSを設計しカスタマイズするということは費用もそうですが、より操作性が複雑化されるケースも出てくるので導入するかどうかを設計の段階で見極めることも大切です。
管理画面をデザインで確認する
Webサイトの制作になれていないクライアントは要望や仕様の確認を行っても操作性のイメージができないことも多々あります。そんな時に実際の実装イメージの画像を作成し、ビジュアルを踏まえて確認することでより深い議論を行うことができます。
まとめ
CMSとはWeb サイトを運用しやすくするためのツールだと思います。CMSを導入することを目的とするのではなくクライアントが求めていることは何なのか?どうすれば運用しやすくなるのかを考えた上で設計し導入することが重要なのではないでしょうか?最初の設計の段階で上手くいっていないとCMSを導入しても上手く活用できないのではと思います。