ウェブ解析士が伝える。Googleアナリティクスで見るべきポイント
2020.09.02SEO
目次
会社に一つはWebサイトを持っている時代に、解析のサービスや、技術の進化によっていろんなことが可視化されるようになりました。
その中でもWebサイトを持つ方には馴染みのあるGoogleアナリティクスですが、いろんな項目がある中で何をみればいいのか、解析をどういう風に活かせばいいのか不明点も多いかと思います。なのでGoogleアナリティクスで見るべきポイントを紹介しようと思います。
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。データを取得するためのトラッキングコードをサイト内に組み込むことで、「サイトの訪問者数はどれぐらいいるのか」「アクセスの流入元はどこなのか」「閲覧者はどういう行動をしているのか」などのデータを数値で確認することができます。
Googleのアカウントを持っている方なら誰でも利用する事ができるSEOツールです。
Googleアナリティクスでアクセス解析をする理由
Googleアナリティクスでアクセスを解析する理由は、サイトの現状を理解し、行った施策に対して効果があったのか、なかったのか、またなぜ効果がなかったのかを感情や憶測ではなく、数値を見て確認し、憶測だったものを明確にする事で世間の反応を知り、次の施策に活かす事ができるからです。
やみくもに施策を行うのではなく、閲覧者の行動を理解し、施策を立案することにより、より効果的な施策を行うことができます。
目的を持ってアクセス解析をする
では、どのようにしてアクセス解析を見ればいいのでしょうか?アクセス解析を見るべきタイミングは、新しく施策を行った場合(短期)と、定期的に自社のアクセス状況を把握する(長期)の2つの視点でみると効果的にみることができると思います。
短期で見るべきポイント
行った施策に対して効果をみる
コンテンツや記事を作成し公開した時に、その記事に対して、流入はあるのか、実際読まれているのか、ページ遷移はうまくいっているかなど、世間の反応を確かめることにより、閲覧者の反応を知ることができ次への対策に繋げることができます。
長期で見るべきポイント
全体像を把握する
全体像を把握するにはどれくらいの期間を目安にすればいいのでしょうか?
よく言われているのは3ヶ月ぐらいのをアクセス情報を判断材料として使用すると言われています。なぜなら大まかなアクセス数の動きをみる為に昨年のものと比べることもありますが、結局のところ競合もどんどん施策を行い更新し、新しいサイトも出てくる中であまりに古い情報だと周りの環境が変わっているので意味がなくなってしまいます。
では、どこに注目して見ればいいのでしょうか?長期で見るべきポイントはどこからどれくらいの流入があるのか(流入数/流入元)、コンテンツは読まれているのか?(ページビュー数/ページ滞在時間)、どのような経緯でお問い合わせにいったのか(コンバージョン)などを見ていきます。
3ヶ月のアクセス解析の変動を見ることによって、全体像を把握し閲覧者の行動パターンを理解することにより、効果的な施策を行うことができます。
現状を知り→改善を繰り返すことに意味がある
アクセス解析とは現状を知り、改善策を打つ。それを繰り返し行うことが大切なのであって、どちらか片方のみ行っても適切な効果を得られることはありません。たまに、定期的に解析結果だけを聞いて納得される方もいますがそれだけでは何も効果は生まないのです。
せっかく解析するのであれば、現状を認識するためではなく、効果的に使うことが大切なのではないでしょうか?